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思い出す、仙川駅付近で見た夏の雲

一度上げたことがある昨日の記事中の歌、I Hope I Won't Be the Same
また多くの方に聴いていただいております。
ありがとうございます。
サビだけの録音を単独で去年したわけです。

2009年だったか、秋葉原の惨事の後、DDのリハにかけました。
ちょうどThe Realm of Athenaの完成と同時期だったはず。

「verse」は7拍子という、私としてはまさに変則な楽曲で、
EUROXとしてもトライしようかとなったものでしたし、かなり完成に近いところまで
行ったのですが、そのままになってしまいました。

その7拍子のverseと4拍子のサビをトラックに組むのは私の能力を超えていて、
残念ながら、いくらshort versionでも曲サンプルとしては不完全なものです。

この曲への再トライができるとしたら、コロナ完全(?)終息の暁に、ということか。
そして関わってくれる友人ミュージシャンたちが皆健勝であること、ですね。

*

今日東京は五月としては記録的猛暑になるということでしたが、
部屋に入ってくる風は、いたって湿気のない清々しいものです。
これから熱風になるのかな。

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中島義道さんの『観念的生活』を再読中です。
彼は真の哲学者です。
哲学研究者ではない。
彼にかかれば、吉本隆明も、竹田青嗣も、小浜逸郎も、カント解釈では素人になる。
「頭が悪い」とすら言ってしまう。
福岡県生まれで、ドイツ語ネイティブでもなんでないのに、ウィーン大学でカントに
関する論文を書き上げ博士号を取るという凄まじい業績の人です。

昨日は「物自体」という用語についてのところを読み、
私の悪い頭でもなんとかカントがその用語で言わんとしたことが分かりました。

中島さんにかかれば、ニーチェすら、ニヒリストなのに結局「救い」を求めており、
中途半端だということになってしまうのです。

とにかく、人生に、この世に、この宇宙に何ら意味はないと清々しく言い切る
境地に立った人です。
完全な無を恐れない。
「永劫の回帰」もない。

う〜ん、そこまで私は諦観(真の意味で)できない。
当たり前ですね、頭の出来が違いすぎます。


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