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当然のことが当然起こるありがたさ

昨夜午後8時NHKー
島根1区、亀井候補に「ゼロ打ち」で当確が出た。
それどころか、3補選すべてにおいて立憲候補に当確が出たのだった。

相変わらずの低投票率であったが、自公の組織票が物を言わない展開となったのは、
その中の人たちのかなり多くがシラけて棄権した、
あるいは立憲候補へと岸田自民党にお仕置き票を入れた、ということだろう。

同じ「裏日本」新潟出身の田中角栄に付き従った竹下登と、
今回物故した細田博之の父吉蔵という中央政界の「大物」が地元へ利益誘導する
まさに田中角栄流政治手法が島根県民の過半を納得させ、満足させてきたけれど、
そのドンたちが鬼籍に入って、「本当は東京人」の世襲なんちゃって島根県人の博之が、
特に安倍政権以降思い上がって好き勝手をやり、説明責任も全く果たさず、
そしていよいよ裏金=脱税問題で、彼もろとも自民党が愛想を尽かされてしまったのだ。

私は角栄さんの故郷と同じ豪雪地帯の會津西部に生まれ育ち、
利益誘導型の政治が渇望され、支持されたこともしっかり実際に見聞きしている。
中央の富を地方へ分散させること自体に異議はない。
しかし、何事にも限度がある。
そしてその分散を決める主体の倫理上のふるまいも大きな問題となるし、なった。

<「おらが先生」が道路造った、橋を架けた、だから先生をお支えする>という図式は
とっくに古風なものになっているのだが、それでも相変わらず有権者の心をつかむものだ。

しかし、その「おらが先生」たちが東京でロクなことをしていないということになれば、
田舎の支持者だっていつかはその堪忍袋の緒が切れるー

島根1区は今回そういうことだったと言えよう。
さらに血筋が大事な田舎で、対抗馬が亀井家のお姫様だったことも大きかろう。
亀井家は、出雲ではないが、同じ島根の石見・津和野藩主を代々勤めた。
森鴎外の主君家だ。

田舎者は、會津の者たちもそうだが、元・殿様に弱い。
自民党が松江藩藩主の血筋、雲州松平家の末裔とかを担いだら、おもしろかった。(?)

なにしろ、今の自民党を支持できる人なんて、党員だって少なかろう。

当然の結果が出て、安心した。



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