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Rescue Artists!

NHKBSニュースをさきほど見たら、演劇と音楽関係の仕事に従事する人たちの3割が
自殺を考えたことがあるとアンケートに答えているというのだった。

「不要不急」ということばは残酷で、エンタテインメントに携わる人々は傷ついている。

絶対安全な観劇・音楽鑑賞環境をつくることは不可能だ。
だからこそ、政府は一刻も早くパンデミック禍から抜け出す方策を尽くす一方で、
エンタテイナーたちにそれまでの補償をするべきだ。
この人たちへの援助は他業種の人々にとって不公平なことではない。
人が集まらなければ成り立たぬ産業の人々になんらの落ち度もないのだから、
皆で支えなければパンデミック終息後に楽しむものがなくなってしまうことを絶望的
状況と捉えなければいけないと思うのだ。
現に小規模であれ人が集まって成り立つ飲食業には補償がされている(その金額の
多寡は論じない)。

今更藝や藝術の重要さを説く必要もなかろう。
確かに非常時には逸早く軽んじられるものかもしれないけれど、
逆に、平時ばかりでなく、非常時だからこそ必要なものとも言えるのではないか。

3割の人が自殺を考えるほど追い詰められているなんて、
本当になんという悲しい現実だろう。

政治家としての「藝」がない者たちに生殺与奪の権を握られている
本当の藝を持つ人たちのことを思うと、いたたまれない。



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