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2021 二月尽日記

今日は雑用のほか、Bridge Over Troubled Waterの録音をしていた。

天下の名曲に、楽器演奏(とは云えほぼシンセだが)も含め挑むのだから無謀なものだ。
ほぼできているのだけれど、パーカッション類がうまくいかない。
(いや、どんな楽器パートもど素人レベルなのだけれど。)

久しぶりの録音作業で、やればやったでそれなり充実した気分にはなる。
カバーをやって、だからどうした、なのだけれどね。

いつ上げられるか分からないけれども、引き続きがんばってみます。


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2021 如月雑記 3

おとといの夜そして昨夜と、連続で某デリバリー・サービスの自転車と単車の
無謀運転のさまを目撃した。
すでに世の顰蹙を買っているというのに、一向に安全運転の周知徹底されていない
事実に呆れ、また憤りを覚えた。(単車の方は私の方に突っ込みそうになって、
大いに私の肝をつぶしながら、謝ることもなく走り去っていったのだ!)

このご時世でしかたなく出前のバイトをやっている人も多かろう。
そこには酌量の余地があると思っている。
けれど、やるとなったらプロ意識を持つべきだ。
数をこなしたい、早く終わりたいと思うのはよく解るのだけれど、
行きは運ぶ食品にダメージが及ばぬように細心の遵法運転をし、
帰りは自分と他者の安全を第一に無事戻ることが彼らの職務だ。

*

将棋A級順位戦で斎藤慎太郎八段が優勝、名人挑戦を決めた。
奈良市に生まれた彼は優雅さを持つ棋士で、
その優雅さは「やんごとなさ」とも言いたいようなものなのだ。

今期A級に上がって、そのまま8勝1敗のすばらしい成績でA級のトップに立った。
あと上にはひとりだけ、渡辺明名人である。

奨励会(プロ棋士養成機関)で抜きん出て、「この若者はいずれ名人になる」と
思わせる少年が十年にひとりはいるものだ。
そういう少年は、その将棋の強さのみならず、人品も優れているのだ。

斎藤八段はそんな棋士だと私は思う。

藤井君は来期B級1組、そこを抜ければA級棋士となり、いよいよ名人挑戦のため
9人の将棋の天才たちとしのぎを削ることになるが、藤井君の相手は「斎藤名人」である
確率が非常に高いと私は思っている。

人品で言ってしまえば、藤井王位・棋聖は斎藤八段にまだ遠く及ばない。
もちろん9歳も年下の少年なのだからしかたがない。
けれども、きっと藤井君は生涯斎藤君の人としてのたたずまいに憧れ続けることに
なると私は思っている。そして彼から大いに学べばいいと。



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クヌギとクスノキは知っている

*事実誤認があって、一部記事を改変しました。お詫びします。[ふらふら]



昨夜は仕事を終えてから久しぶりに「夜の砧公園」へ行った。
YouTubeのsong listを改めて、Simon & Garfunkelの『明日に架ける橋』を新たに入れ、
歩き始めてからランダムにかかるようにしてプレイボタンに触れた。

30分後くらいに砧公園の最深部に来た時に、私の意図を察していたかのように
あのLarry Knechtelのイントロ・ピアノが鳴り出した。

When you're weary
Feeling small

大きなクヌギの木と笹藪だけが聴衆ー
気兼ねなど一切なく、この世紀の名曲のひとつを唄った。

十三夜だったのか、月はかなり厚い雲の向こうにかろうじて透かして見えた。
ほとんど真上だった。
この高度はなかなか珍しいことだと思う。


都心居住時代、気兼ねしないで外で独唱したのは北の丸公園の西の端、
千鳥ヶ淵を見下ろす「クスノキ林」とも言いたい場所でだった。
(そこから赤坂や麹町のビル群を撮った写真が左のコラムにある。)

夕方辺りにそこへ行けばまず人とはすれ違わないのだが、
そこはさすがに都心も都心の大公園だから、全く来ないわけではなく、
歌いながらも気にすることはあった。

夜もそこへは行けたけれども、皇居が隣なのだから、巡回の警察官などに見つかったら
いろいろと厄介だ。

歌うことが目的なら、もっとも好いオケイジョンは雨の日だった。
まず間違いなく西の端までやってくる人はいない。


When evening falls so hard
I will comfort you

「夜の帳がつらく降りてくるときには
僕が君を慰めてあげるよ」


なんという詩だろうー
そのときも、昨夜も、そう思った。


今、そんなときを過ごす人がきっと多くいるのだ。
Simon & Garfunkel、そしてLarry Knechtelのように、
私もそういう方々のおひとりでも慰められたらとあらためて思った。


*

いいvideoを見つけたよ。

https://www.youtube.com/watch?v=8uZgcz_WlAA



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Mostly what we need from THEM

この曲のrequestが4件ありましたので、口直しにー



Honesty
~covered by MNEMO

Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue

沁みるなあ。


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Ignoble "Nobles"

世の中にはいつもエリートがいて、大概はその親もエリートのことが多いだろう。
エリートには貴い家柄と高い学歴が必須で、一方だけの者は厄介な存在になるのが常だ。
親がエリートだと、子は<受験生としては>理想的な教育環境を与えられ、
元々親は受験偏差値が高いのだから、その二つが相俟って子はしっかりと高学歴を得る。
エリートの再生産だ。

私は大昔、国立の某高校から当然のように東大に入ることになる男子に英語を教えた
ことがあった。彼は親御さんの仕事の関係でイギリスに住んでいたことがあり、
すでに美しいBritish accent、すなわちposhな響きの発音をすることができた。
高2から入ってきて、高3へ進級する節目で辞めてしまうのではないかと思ったが、
最後まで私のクラスにいてくれた。数学のクラスは早々に辞めてしまっていたから、
内心うれしく思っていたが、後に理由を訊くと、「先生のクラスには女の子が多かった
から」と言われて悶絶した。

後に彼は某大企業の研究所に入り、エリートの道をひた走る。
2年後だったか結婚式にも呼んでくれたが、その大企業のかなりの上役が名を連ねる
絢爛豪華な式で、圧倒されるだけだった。


彼は魅力的な、nobleなエリートだった。
それでも、私はエリート階層の固定化を本気で憂いることになった。
結局ヒトは、by natureでエリートとそうでない者の少なくとも2層を
構成<してしまう>生き物なのではないかとすら思った。

下克上は確かにあるが、成り上がった者は卑しさを隠しようがない。
それを恥じるから、成り上がりは権威のお墨付きを欲しがる。
数代経てエリートになれればお慰みだ。


総務省の、饗応接待にヤニ下がった木っ端役人と見紛うばかりのエリート官僚たちは
さしずめ成り上がりが多かろう。
むろん高学歴を得ての今の地位、それなりの出自なのだろうけれど、
<本当の>エリートなら持っているべき高潔さがないのでは俄かエリートでしかない。
公に奉仕してこその貴族・王家という意識はイギリスには残されている。
日本では天皇家(特に先代と現天皇家)だけに残されてしまった美徳か。
今上天皇がイギリスで学ばれたことは本当に大きな意味がある。

本当にnobleな人に饗応接待など何の意味もないのだ。

以下フィクションですー


X「よぉ、ガースーの息子から電話あったか。」
Y「ああ、あった、あった。例の件のことだろ。」
X「ったく、おりゃ別にちょっと豪勢な食事を振舞われたってうれしかねぇぞ。」
Y「まあな。でもガースーの息子だからよぉ。」
X「うん。しかしだ、もしその会合、すっぱ抜かれたりしたら、ベーア政権の二の舞だ。」
Z「オホホホ!」
X, Y「おお、Zさん!御栄転おめでとうございます。」
Z「ありがと。<飲み会を断らない女>を貫いた賜物よ。」
X, Y「女はい〜な。ガースー、いたくZさんをお気に入りのようで。ウシシ。」
Z「文春砲で例えばすっぱ抜かれてもね、ベーア政権での官僚の先輩たちのようにー」
X「ええ、ええ。政権守り抜けば栄転、何かしらの懲戒があっても天下って悠々自適。」
Z「まずは為政者に阿ることよ、面従腹背でもいいの。」
Y「こえ〜な、Zさん。やっぱそうですか。」
Z「あったりまえよ。こっちは学歴・試験戦争を勝ち抜いてきたのよ!ここの出来が違う!」
X「へへ。Zさん、でも、東大じゃないっすね。」
Z「も〜ッ!それ言わないでくれる。だから苦労してきたんだから!」
Y「Zさんが俺らみたいに東大出だったら、もっと早く官僚トップでしたね。」
Z「だから違うところを磨いてきたのよ。」

〜数ヶ月後〜

記者「Zさん、ガースー長男氏と会食はされましたか。」
Z「え〜、その記憶はございません。」

〜数日後〜

記者「文春によると、一人当たり7万円超の食事を長男氏に振舞われたと。」
Z「そうでしたか。ではその分お返しし、公務員倫理に悖るところはお詫びし、
給料の何分の1かを国庫返納いたします。」

〜すぐ後〜

ガースー「Zには引き続き政府の広報官として職責にあたってもらいます。」

〜その夜〜

X「Zさん、乗りましたね、さらなる出世コース!」
Z「なによ、Xだって天下り決定じゃない。高給でしょ、今より。」
X「Zさんには敵いませんよ。Zさんは口を割らない限りいよいよ内閣府事務次官かな!」
Z「まあ、あなたもせいぜいエリート官僚特権を貪りなさい!」



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You Never Know How Close It Is

https://www.youtube.com/watch?v=Wmlhr3Ey0iE&t=694s

落語『時蕎麦』ー
名人上手が皆やったとは思うが、金馬や圓生のは聞いたことがない。
こういうスタンダード演目で噺家それぞれの話藝、個性がよく分かる。

上は古今亭志ん朝さんによるもの。
ひとつ下の十代目・柳家小三治、あるいはその師匠五代目・柳家小さん、
あるいはその孫弟子の柳家喬太郎によるものと比べてみるといい。

志ん朝さんは本物、本寸法の江戸っ子だから、やはり他を圧倒するものがある。
喬太郎さんは世田谷生まれで、ご両親はどちら出身なのか分からない。
世田谷は東京都ながら「朱引」の内(=つまり江戸)ではなかったから、
ご両親がたとえ江戸っ子でも有資格とはならない(笑)。
小さん師は長野県生まれ、小三治師は新宿生まれだが親御さんはいずれも仙台出だ。

好き嫌いで言ったら、小三治さんの時蕎麦が一番好きだ。
一番おもしろいのだ。
志ん朝さんのは立て板に水<すぎる>嫌いがある。


さて、上の録音、「枕」の内容から、名古屋の大須演芸場における、
1999年の独演会のものらしい。
「日本一客が入らない」寄席の席亭が志ん朝師に出演を依頼し、漢気から引き受けた
志ん朝さん・・・1990年のことで、それが「10年」続いたと言っている。
ということは、亡くなる2年前だ。

唐突だが、その1999年、私は狛江から新宿区箪笥町の集合住宅へ引っ越した。
箪笥町は志ん朝師匠の御宅がある矢来町の南隣の町だ。
散歩をすると矢来町はよく通り、とある小粋な門構えの日本邸宅に心惹かれたが、
おそらくそれが志ん朝師のお家だったのだと思う(当時志ん朝師が矢来町に住まわれて
いるとは知らなかった)。

2001年10月1日、志ん朝さんは肝がんで亡くなる。
そのとき私は箪笥町から引っ越して南の隣町と言っていい砂土原町にいた。
「巨星墜つ」ー
落語界、そしてファンたちは悲嘆にくれることになった。
私は相変わらず矢来町経由で「漱石テリトリー」散策をしていたから、
「矢来町の師匠」を喪ったこの町の空蝉のような雰囲気を味わったものだ。

ちょうど20年前だ。

今、志ん朝さんの享年と同い年となって殊更にしみじみする。
みな師匠の死を「早すぎる」と言っていた。
「これからさらに藝が枯れて、いい味が出てくるはずだったのに」とも。
「父であり、昭和の名人古今亭志ん生にさらに肉薄していく、あるいは凌駕するかと
いうようなことだったのに」などという人もいただろう。


「枕」で志ん朝さんは、「やる気が起きない、疲れる」と一度ならず言っている。
持病の糖尿のことに触れ、また酒がやめられないと言い、その疲れやすさは
肝機能の衰えによるものだろうということも感じ取れる。

「師匠、あなた、このままだとあと2年だよ。
2年後の秋、あなたは肝がんが手遅れになってこの世を去るんだよ。」

『時蕎麦』を聴いていて、そう言ってあげたくなる。

「今何年だい?」
「1999年で。」
「ひぃ、ふう・・・だけ?」




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〜した記憶ありありでツラいくらいよ!

「〜した記憶はございません」は便利な言い回しだ。
「〜した」ことが明らかにされても、「忘れていたのだから前言は嘘ではない」と言える。

副大臣、大臣として総務省に睨みを利かしながら、いよいよ総理大臣になり、
総務省所管の放送事業(東北新社と囲碁将棋チャンネル)に関わる(どういう経緯で?)
息子が、親父の子分である総務省のお偉いさんを接待饗応する。
(「おい、本来は接待なんかしなくてもいいんだぞ、ええ?」と思っていたか?)

あんまり分かりやすい悪徳奉行・商人の関係で笑ってしまう。
いや、その商人、将軍様の息子なんだから、時代劇脚本家も真っ青だ。

しかしその奉行も参ったろう。
将軍の息子に呼ばれて断るわけもいかないのだから。
「行けば行ったで収賄罪もあり得て・・・
待てよ、そういうときは将軍様が守ってくださるはず」
と思ったか。
「嘘をつき通せば、財務省の理財局長が国税庁長官に出世した例もあるし・・・
ウッシッシなことになるかもしれんぞ。」

「そんなことで出世しても家の名誉にはならへんかもなあ・・・
でも、主君を最後まで守ったってぇのは官僚の誉れだろうが!」

そがんこつはなか!


***

今日はアクセス多く、過去の記事も大いに読まれているようです。

ありがとうございます。

曲のページについては、わが歌Your Pictures on the Wallにそれなりのアクセスが。
ちょっとだけmixをし直して再掲します。





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最初は堂々とウソをつけばよく、バレたときは辞めていてウヤムヤ

2011年、宮城県女川町の被災者支援で遠く長野県安曇野から最大限の努力を
ボランティアでされたMooさんの日記に、

<東北電力はホームページで、(女川原発では)大容量電源装置の1台で故障を示す
警報が鳴り、2,3号機の放水口モニターが欠測、電源が入らず3号機の取水口の
除塵装置が作動せず、3号機タービン建屋ブローアウトパネルが開状態に、
と次々トラブルを起こしていたのです。どこが「正常」と言えるでしょうか>

と。

先だって「ガースー」は、

「原子力関係でも全て異常な報告については、ありません。
全て正常ということであります」

と言い放っていたのですから、呆然とするのみです。

ウソばっかりの安倍・菅政権がどれほど日本のモラルハザードをもたらしている
ものでしょうか。暗澹たる気分になります。



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命を懸けて歌い奏でて

よよかちゃんが叩いた曲のうち、Killing In the Nameは、
Rage Against the Machineというアメリカのバンドによるものだ。
1992年発表ということだ。

90年代辺りから新譜音楽を聴かなくなった私は彼女によるカバーを聴いて初めて
この曲を知ったのだった。

詞が人種差別の愚を荒っぽくこき下ろすもので、
カバー当時9歳とかの、英語がわからない少女ドラマーが叩きたくなったのは、
まずお母様の趣味に感化されてというのが大きいのだろうが、
そのお母様がこのバンド、この曲を好まれたのは、疑いなく歌詞への共感があるからだ。
(あるビデオでは、お母様は娘のドラムスでこの曲を歌っている!)

人種なんていうものはない、みな人間だ、大切な命だー
何かの名において殺すというのは、結局はただの殺しであり、
正当化などされえないー

よよかちゃんのお母様はそう共感して歌ったのだ。
その人の娘ゆえのあの凄絶なドラミングなのだ。


さて、またもやの「よよかネタ」で書き始めたけれど、
実はポイントは違うところにある。

Rage Against the Machineには「純粋」黒人がいない。
歌い方から私は黒人のグループに違いないと思ったが、誤解だった。
ボーカリストはZack de la Rochaで、メキシコ、ドイツ、アイルランド人の血を引き、
ドラムスのBrad Wilkはポーランド系ユダヤ人の血、
ギターTom Morelloはムラート(アフリカ・ヨーロッパのハイブリッド)で、
ベースはTim Commerfordで、フランスとアイルランド人の血を引くという。

こうしたハイブリッドぶりはアメリカのバンドについては特筆すべきことではない。
しかし、ムラートのMorello以外はみなはっきり「コーカソイド」に見える
(Commerfordは実際そうだが)バンドが、Black Lives Matterという運動が
2013年に始まる20年以上前から、白人至上主義をこき下ろす歌を発表していたのだ。

アメリカでアメリカ人がこういう歌を公にすることの危険性は言うを待たない。
コンサートでは、彼らが非難する「十字架を燃やす者たち=KKK」に銃撃されても
なんら不思議なことはない。

なんという勇気だろう。


日本語にすれば、「クソ野郎」、「てめえ」というような歌詞に当たるものを連呼して、
1992年当時に人種差別を断罪する曲を彼らは公にし、イギリスではチャート1位になり、
さらにその売り上げはチャリティに寄付したというのだ。


世世歌ちゃん、
そういうことをお母様から聞いていますよね?
命を懸けて、歌で人種差別の愚を世に訴えかけたあなたの大好きなバンドー

カバーすること自体も勇気だよね。



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世世歌

I've been hooked on Yoyoka
というような日々になっている。

https://www.youtube.com/watch?v=MJemsoga8gc&list=RDMMMJemsoga8gc&start_radio=1

音楽の女神が祝福しているとしか言いようのない少女ドラマー、相馬世世歌。
北海道石狩の出身だそう。
相馬姓というのにも心惹かれる。
あなたは平将門の子孫ですか?(笑)

YouTube上でこれほどにあらゆる「人種」の人々から絶賛されている
日本人ミュージシャンは他にいないと思う。
音楽の可能性を信じる人々、一旦は信を失いかけた人々が、Yoyokaに希望を見る。

ドラムをたたくのが楽しくってしょうがないー
音楽が大好きだというのを全身で表しまくるYoyokaに打たれない人はまずいないだろう。

音楽とは、それが大好きだと表現することー

Yoyokaを見ていると、聴いていると、そんなふうに定義したくなる。

地球外生命は存在するに違いないけれど、
もしその生命が地球人ほどに進化しているなら、それは必ず<音楽する>生物だ。
宇宙に音楽の種は必ずあり、それを見つけるからだ。
地球では昆虫や鳥、動物だって音楽するのだから。

そしてその「音楽の種」は宇宙そのものであると、
その種を育てて花開かせ、大好きだ大好きだと愛でていると、気づくのだ。
大好きだ大好きだと音を出していると、自分が宇宙とひとつになっているのだ。

「世世歌」と名付けた親御さんには畏れ入る。





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このタイミングの東北6強の地震

昨夜遅くスティックからLINEのグループに地震見舞いの投稿があった。

私はあの時刻千歳船橋駅近くの道を歩いていた。
道路上でも確かに揺れは感じ、しかも長かった。
緊急地震速報から地震波到達まで間があったから、
震源は東北沖だろうとは直観できたが、果たしてそうであった。

東京での震度から、これは相当大きな東北での地震になっているのではと恐怖した。
「6強」と知って、まずは原発のことを考えた。
大地震があるたびに原発のことを考えねばならない、
恐怖せねばならないこの状況をいつになったら解消するのだろうか・・・
政府は、国民は。

開催なんて全く今やほとんど絵空事になりつつある東京五輪だが、
女性差別だなんだで勝手にゴタゴタしているお偉いさんたちに
東北から警告の地震が起こったのではとはグループメンバーの1人、TSさん。

一旦やると決まってしまったのだし、五輪を東京で見てみたいという比較的若い
国民たちやアスリート自身も開催を望んでいる人はいるのだから、
その人たちの気持ちを逆撫でする気はない。
けれど、本当に、猪瀬知事時代の五輪計画といかにかけ離れた散財五輪になったことか!
そしてG7の一角の国がどれほどに政治的・社会的に遅れているかを自ら曝して、
本当にもう、情けないの一言だ。

さて、東北人は地震にいい意味で慣れているから、6強であっても死者はいなかったようだ。

被害に見舞われた方々にはお見舞い申し上げます。

LINEグループの人々はみな無事であった。
東京や神奈川・埼玉の人々も地震には鍛えられているから、
震度4ぐらいでは平気なようだ。

しかしー

いつ震度6強以上の地震がどこで起きてもおかしくはない。
みなさま、日頃の警戒を怠りませぬようにー



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Yoyoka~"Real" Insanity

Ringoの「song drummer」としての天才について過日書いたけれど、
関連でとんでもない日本人少女ドラマーのビデオにたどり着いた。

YoyokaはすでにアメリカではTV出演してそれなりの知名度を得ているようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=agW6LpJhh60

よよかの凄さは既に世界中の「業界」に知れ渡っていて、
彼女が大好きなLed ZeppelinのRobert Plantすらもうすでに絶賛している。

https://www.youtube.com/watch?v=d8iYNZeMMZ0

LZとなれば次はDeep Purpleだが、Ian PaiceもすでにYoyokaに仰天し、
なんと一緒に何かやろうと誘いさえしているのだ!

https://www.youtube.com/watch?v=0RyJKiollcA

上のビデオでは、よよかはほんの少しの間で随分と大人びている。
ゆえに下のビデオは9歳だったか、まだあどけない。
2回目にcowbellを叩く時のかわいらしさ、ほとんどの大人が喪った躍動感に痺れる。

https://www.youtube.com/watch?v=Xc1N5gIelqs

すさまじいテクは、ファンク音楽でも、いや、ファンク音楽でより際立つようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=FYxjwN08eQk

しかし、なによりすごいのは、よよかのロック・スピリットだ。

https://www.youtube.com/watch?v=ogV-q7srF5Q

上はJamalというYouTuberがYoyokaのプレイを紹介しつつ、圧倒される様が
楽しく見える。おっそろしい内容の歌だが、よよかはロック・スピリットだけで
(おそらく)反応し、もう「insane」としか言いようがないプレイをしている。


YouTube上の世界的絶賛はこの種の天才少年少女モノのコンテンツでは群を抜いている。
当然だ。
こんなロックドラマー、いくつだろうが、性別を問わず、そうはいない。
こどもとしてなら、この世には2人といないだろう。

とんでもないミュージシャンを見つけてしまった。






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僥倖

決勝は藤井王位・棋聖がやはり勝った。
三浦九段は締めの感想を問われて、「まあ、藤井さんならしょうがない」と一言。
三浦さんも詰将棋解きの大家で、それはもう超人的なレベル。
その超人をまたはるかに上回る詰将棋解きのSuper Supermanの藤井二冠が、
詰みのあるなしを見極め、三浦さんの攻めを躱していくのはある意味当然で、
そういうことを言ったのだと思う。

三浦さんは藤井王位・棋聖の師匠杉本昌隆八段の親友で、
杉本さんは中2の藤井くんを連れて三浦さんの群馬・高崎の自宅で将棋合宿をした
ことがあるという。
三浦・杉本グループ内の交流はこれからも続くだろう。

三浦さんは本当に将棋の申し子で、あまり将棋のことばかり考えているから
いわゆる変人なところももちろんある。
一部の人はそれを常人的視点で非難したりするが、わかっちゃいないなあと思う。
自分の天職と信じること、大好きなことに没頭してしまう人間への理解が足らない。
そういう人が彼にあらぬ疑いをかけたりしたのだ。

*

藤井君の朝日杯4度目の出場で3度目の優勝という快挙なのだが、
あまりに彼は凄いからそのことの偉大さが十分伝わっていない気がしてもどかしい。

特に早指し戦で相手の研究に誘い込まれると(彼は相手の得意を避けたりしない)
そのまま負けてしまうこともあった(例えば去年の朝日杯準決勝で千田七段戦)。
しかし今回、渡辺名人と三浦九段の誘導に乗っても勝ち切ったことに瞠目する。
これはもういよいよ最強者としての君臨の始まりだと私は思っている。

二冠というトップ棋士となって、当たる棋士も錚々たるメンツばかりとなっても14連勝、
勝率は4年連続の8割超え・・・

なんという怪物、化け物、超天才。

とてつもない棋士をリアルタイムで見られる僥倖!





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今日は朝日杯準決勝・決勝

至福の時を過ごしている。
朝日杯準決勝で、三浦九段が勝ち、彼の<宿敵>渡辺名人を藤井王位・棋聖が降した。
午後2時からの決勝はなんと三浦vs藤井である!
どちらが勝ってもうれしいという、私には最高のカード。

三浦九段は四段相手で貫禄の完勝、藤井くんは最強の相手に辛勝だった。

予想は・・・やはり藤井くんの勝ちだろうと思う。
いよいよ高校卒業というわけで、集中度が俄然上がってきていると感じる。
B2クラスを今のところ全勝で早々「卒業」、B1へ昇級、
今13連勝中で、三浦九段に勝てば14連勝、今年度最多連勝のタイに並ぶ。

一方三浦九段はずっと保っていたA級から陥落が決まってしまい、
来期は藤井くんと同じクラスとなる。
2人が来来期にそろってA級に上がれるといいなあ。



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2021 如月雑記 2

仕事の準備をしていて、窓外を見ると早春の夕焼けが見られそうだったので、
家並に遮られず富士が拝める、歩いて2分ほどの高台へ。
ここだって無粋な電線が張り巡らされており、決して好条件ばかりではないが、
かつて見たことのない種類の夕焼け空で思わず声を上げた。

Twitterでも「イマソラ」がトレンド1位ー

多摩川の近くに住んでいれば、狂喜してカメラ片手に出ていった空だった。

*

この頃は、毎日1万歩以上を歩くようになってもう二ヶ月くらいになって、
やはりそれだけで相当に疲れてしまうのだろう、
音楽制作に向かう気力が湧かないのだ。
歩いている間はNHKラジオの聞き逃しで教養モノを聴き、
聴き尽くせばYouTubeで好きな曲ばかり聴いている。
1万歩歩いている裡に体力はリミットに達し、知的欲求と音楽する心は満たされる。

*

さて、仕事です。


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The Four Geniuses

Ringo Starrに関するYouTubeビデオの数々を見ていて、泣け泣けてしかたがない。

私はリアルタイムでデビューからBeatlesを聴くことができた最年少世代のひとりー
70年代に入って、世はBeatlesではないという風潮に思春期の心は傷ついた。
ソングライティングはともあれ、Beatlesは決して巧いバンドではないというような
ことがそこかしこで言われ、確かにテク的に凄いミュージシャンは目白押しだった。
Beatlesが60年代に限られた現象にされてしまうことへの焦慮のようなものすら感じた。

しかし、知る人は知るし、分かる人は分かるのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=cqeBt5ZO4mU

RingoはDave Grohlが言う通り、「The King of Feel」だし、
Jim Keltnerの言う通り「a Song Drummer」だし、
Stewart Copelandが言うように「in a creative way」でkitを操ったドラマーなのだ。

https://www.youtube.com/watch?v=0NCczct2ZIM

ドイツ少女のSinaはそのRingoの天才を父親が関わったBeatlesトリビュート・バンドの
音源を使って実際に教えてくれる。

JohnとPaulという双璧の天才がいて、GeorgeとRingoがこれまた天才であるはずは
ないという推定は分かるけれど、2人の天才に引っ張られ、もう2人がやはり
天賦の才を開花させるということはあるのだ。

Georgeの天才的な曲にも挑戦してみたい。



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危険性?重々承知でがんすが、自由を尊バン!と

to take the room temperature challengeー

直訳で「室温への挑みをすること」だ。
これが「死ぬ」ということの、アメリカで人口に膾炙するeuphemism(婉曲語法)
だというのだから、笑っていいものかどうか。
代謝が止まり、体温を失っていき、それが室温と同じになるというわけだ。
まあ、ただ「死ぬ」というよりは、take (on/up) a challengeなのだから
<わざわざ死ぬ>という感じはする。


ある、ブラジルで実際に起こった強盗事件の顛末のvideoを見たー

フルフェイスのヘルメットを被った小柄な若者がgroceryに入ってきて、銃を抜き、
金を盗ろうとするー
向こう見ずなことだ、店には4人ほどの、しかも屈強そうな男性がカウンター前に
いるのだったー
それでも銃は人を大胆にさせるのだろう、3人は少なくとも手を上げて服従したのだしー
当然のように彼は金を要求するー
直後、突然彼は体をくの字に曲げ、肝心なピストルを前方へ落とすー

撃たれたのだ!

彼はまさに必死でその銃を取ろうとし、掴んだのだが、
もう2発食らって床にほぼ俯せに倒れてしまうー

撃ったのはカウンター前で最も陳列棚に近いところにいた男性で、
強盗が入ってきた途端に陳列棚の陰へとゆっくりと進み、
店の人を含め数人の動きに気を取られている彼をあっという間に陳列棚越しに撃つー
3発全部命中、強盗の突っ張った脚の力がスーっと抜けていくー

he's just taken the room temperature challenge

という次第だった。
強盗の少年が店に入ってから30秒も経っていない。
驚くべきは最後のシーン、男性4人は全員銃を抜いて強盗へと構えていたのだ。
なんということだろう。
ナレーションに拠れば、なんと4人は捜査中の平服警官だったのだ!

このvideoを紹介してコメントしているのは、
CCW (Carrying a Concealed Weapon=銃器を護衛目的で秘匿して常に携行すること)を
推奨するアメリカの団体の人で、それが奏功したものや、
CCWではないから悲惨な結末になったというものをすさまじい数紹介している。
最も多いのはブラジルのもの、次に当然アメリカである。

ブラジルのボルソナーロ大統領は、銃規制をどんどんと緩和している。
信じ難いことだ。
銃を持つ権利を認めているのはアメリカと同じだし、実弾を保有できる数の制限なども
アメリカのように緩くしたのかもしれないが、なにしろあまりの銃による死亡者の多さ
(2017年の銃による犠牲者は65,602人、人口10万人あたり31.6人、
対してアメリカは同年それぞれ39,773人、12人)だ、
やっていることが逆だろうにと思うけれども、
結局CCW(善人の銃が悪人を制する)ということなのだろう。

西部劇か!



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黒田尭之五段応援

黒田尭之という1996年愛媛・松山市生まれの将棋四段が、
C級2組で3位以内が確定し昇段、五段となった。

特にファンだったわけではないのだが、棋士の中で私が初めて見つけた
ビートルズファンで、特に好きな曲としてDear Prudenceを挙げていることに
さらにうれしさを感じ、これからは応援しようと思うのだ。

松山か。

一度行ったことがある。
松山城を中心とした<きちんとした城下町>という印象だった。
むろん漱石がらみの関心で行ったのだ。
旧松山中學、現松山東高校にも行ってみた。
会津若松に似た雰囲気の町だったなあ。
それもそのはず、松山藩は松平家が藩主で、その前は會津から来た蒲生氏郷の孫が
治めたというのだから。

伊予・松山、伊勢・桑名、越後・長岡および村上、出羽・酒田(庄内)は、
會津人には親しみやすい。
おっと、京都も忘れてはなるまいて。

将棋ファンのみなさま、よろしかったら黒田君を応援のほどよろしくお願いいたします。



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Feb 4 is the Day of the Fab Four

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by Lennon-McCartney

Cover by MNEMO



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「我ソノ任ニ非ス」ト言フ潔サ

非常に珍しい2月2日節分、3日立春という日々を過ぎ、
一陽来復と言いたいところの世は、細胞なき核酸とタンパク質の極微小体に席捲され、
特にこの国は技術立国を自負してきたG7構成国のひとつながら、
事実上他国製ワクチン頼みの1年以上を経過してきてしまった。

そんな中、政治家やその家族のスキャンダルがこれでもかというほど浮上、発覚し、
こころある国民たちはウイルスから与えられるダメージに劣らぬ精神的損傷を
被っている。

範垂れるべき政治家、教師などの不正行為や醜聞のニュースにさらされ、
子どもたちはきっとうんざりしていることだろう。
あまりに建前と本音が違いすぎ、大人なんてものはみな似たり寄ったりなのだと
悟ってしまっている子もきっと多かろう。

今に限ったことではなく、偉人や有力政治家などがその功績はありつつ、
私生活ではとんでもないことをしていたというのはあるわけだ。
だから、人間なんてそんなものだと言ってしまえば楽と云えば楽だ。

それでもなお、高潔な人というのはいるのであり、いたのだ。
私などはそんな人には程遠いけれど、それでも、ひとつだけ言えるのは、
分不相応なことには決して手を染めないことだ。

例えば日本国の総理大臣になるということは、
GDP世界第3位の技術大国のひとつで、
その長所をどう維持発展させるのかという問題、
また唯一の戦争被爆国としての立場から、
どう核不拡散や廃絶に向けてinitiativeをとるのかという問題があり、
また、中国や北朝鮮、またロシアという到底民主主義国とは言えぬ隣国が存在し、
しかもみな核兵器保有国というすさまじい事実が伴う地政学的条件があり、
さらに世界でもまれに見る超高齢化が進み、
少子化は目も当てられぬほどになっているというような国の存立に関わる大問題をも
抱えているのであって、またさらに温暖化対策、エネルギー対策、移民問題などなど、
これらにどう当たるのかを俯瞰的視点で考察し、方針を示し、実行できる力があると
いうことに等しいのだ。

その力がある人はどこかに潜在しているだろうと思う。
しかし、昨今の首相たちはどうだろうか。
そんな力を到底持っていないような人間が「総理」できるわけがないのに、
しかし分不相応に首相になりたがり、国を誤った方向にリードするのだ。


私はいくつかのバンドの中心的存在になってきたけれど、
たった数人の人の集まりすら統率をとることはむずかしかったし、失敗もしてきた。
人徳であれ、実力であれ、統率力を生み出す源が足らなかったのだ。
この方向で音楽を共に奏でていこうと方針を示しても、
総論賛成各論反対というようなことが起こってきたということだ。

総理大臣と、バンドのリーダーの比較をしてもしかたがないところはあるけれど、
就こうとする立場が己にとって分相応なのかどうかを誠実に自問し、
そうでないなら潔く辞退することが肝心なのはどんな分野においても共通だ。



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風に微かな温みありて

ディスタンス
素よりとりて
春立ちぬ

昨夜散歩中砧公園内で思いついた句です。
下弦近い月が怪しく雲間に漂っていました。
そう寒くない夜でした。

いろいろ説明するのは野暮でしょう。
ただ、「もとより」についてひらがなを宛てるか漢字を宛てるかは少し迷いましたが、
「素より」がもっとも良いだろうと結論しました。
「平素」の「素」ですしね。

立春が明日なのはよく知っております。
ちょっとフライングしているんですが、まあ、いいでしょう。


その散歩中、いろいろ聴いていました。
ラジオの「聞き逃し」もそうですし、YouTubeでのplay listにある曲も。

昨夜の月と雲、そして風の具合から一番合うのは・・・
Kate Bushだったかもしれないけれど聴かぬままになりました。
自分の歌だとこれかなと思いましたが、これもその場では聞けませんでした
(mobileで聴けるなにしろ音源がなかったから。)

by King Reguyth & MNEMO
I Can't Taste, Hear, Smell, or See






風に、ほんの微かに、春の熱があったんです。
それがこの歌を想起させた、か。



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2021 如月雑記

昨日再掲したWords, Words, Words!は、
私がミュージシャンとして人生上最も恵まれていた頃の作品で、
狛江市東野川の集合住宅4階の「作業室」で成城の丘を眺めながらトラックをつくり、
できてすぐに麹町に在ったSMEダブルオーRecords内「プリプロ・ルーム(ズ)」で
スティックとまず合流して歌入れ、その後嘉多山くんが来て、リードギターなどを
入れてくれたのでした。

このバージョンはもうカセットテープでしか残っていませんが、
私が昨日掲げたバージョンではVerse 1後のvampでコーラスで歌っているメロディを
ストリングスでイントロから入れており、自分でも好きな世界になったのですが、
嘉多山くんのこれまた魅力的なギターriffと食い合ってしまう嫌いがあって、
その後録り直したバージョンでは全く用いることはなかったのです。
しかし去年remixの際、コーラスで復活させ、リードボーカルもダブルトラックにするため
1本加えました。

個人的には、サビの最終部、Fmaj7からギターソロ部冒頭のA/Bへの移行が大好きで、
E, G, A, BC, C#のピアノおよびストリングスのメロディは自宅録音時からの私の
アイディアです。

*

麹町と云えば、文藝春秋社も在り、半藤一利さんは社員でいらした。
昨日NHKのETVの番組で氏のご逝去がいかに大きな喪失であるかを改めて知ったのです。
番組では長岡という、半藤家の実家が在るところの地名が出てきませんでしたが、
半藤さんの愛妻・末利子さんは漱石の長女・筆子と長岡出身の松岡譲の間の四女、
この長岡つながりで二人は結ばれるのです。

會津人の私にとって長岡は愛すべき他郷であり、そのことでも半藤さんへの
sympathyは強いのです(それから俳句・俳諧精神でも)。


半藤さんの義祖父夏目漱石の俳句の中、その孤独ぶりを詠んだ「ひとり」が入る
句がいくつもあるけれど、義孫が「底冷えするような孤独感」を覚え、
佳句とするものを掲げ、さらに私も大いに共感する一句で、この記事を終えます。

我一人松下に寐たる日永哉



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