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Rush Back to You (Latter Half) 再掲

Rush Back to You、6人の方のrequestにお応えします。


by King Reguyth & MNEMO

東京は昨日につづき冬晴れです。
大晦日東の空に現れた十六夜の月はちょっと欠けたお盆のよう、
あるいは煎餅のようで、実にみごとでした。

月がなければ音楽は生まれなかったー

先日書いた佐治晴夫さんのお話を思い出します。
この世の現象は、少なくとも天文現象は、予定調和なのではないかと思うほど
本当によくできています。
ここにおいてはライプニッツの「神」は最善を現実にしたようです。(笑)
あとは人間の問題ー

その月を見て、Beethovenのように奏でようが、
Debussyのように奏でようが、
黛ジュンのように歌おうが(古っ)全く自由。
西行のように月に憑かれてしまってもいい。

太陽とはまるで違う触発をするこの地球の衛星は、
太陽とは比べものにならぬほど複雑なセンチメンツを映してくれます。

でも、太陽なくて月は輝かない。
そしてそれを見る人間がいなければ、月は輝くとは言えない。

それでも月にとっては、そんなことはどうでもいいのかな?



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手直し

Pretty Maids、手直しを致しました。
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音羽屋!

凄いものを見た。

NHKのBSP、まずは人工林である明治神宮の森(杜)100年の植物相や動物相の変遷を
めぐる番組。この森を企図し、将来こうなるであろうと予想した3人の森の作り手たちー
その予想より50年も早く常緑広葉樹主体のものとなったことや、
大都会のど真ん中に驚嘆すべき「自然」が育ち、例えばオオタカが営巣するまでになった
ことに見られる、大昔の武蔵野斯くあらんというような生態系ができつつある驚異!

しかし、長くこの森に携わった土壌学の博士は、土中のダニなどの数が激減してしまった
事実に不安を訴えるのだった。昼でも暗い森の土は湿っていると皆が思うだろうが、
ヒートアイランド現象などで疑いなく乾き始め、落ち葉を土に返してくれるムシたちの
多くが住処を失っていると嘆くのだ。それは水分蒸発はもちろん、
周りの都市化が甚だしすぎて、回りまわるはずの土壌の水分が地中に滲みなく
なったことも意味するのだろう。

杜は大丈夫なのだろうか。

考えさせられている裡に、宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』を歌舞伎にするという
音羽屋・五代目尾上菊之助さんの大挑戦のドキュメントが間髪入れず始まったのだ。

「大蟲」は、土中のムシそのものではないか!

NHK・BSプレミアムの番組構成をする人物は、この2つのプログラムを<連作>
としたのだろうか?


菊之助さんの創作意欲、その動機、役者魂、すべてに心打たれた。
伝統藝で宮崎駿世界=今日的物語世界を表現するという並大抵ではない離れ業に
挑むだけでも天晴れではないか。

そのドキュメントで紹介された歌舞伎『風の谷のナウシカ』は部分でしかなくても
十分に感動的で、私は目頭が熱くなった。

新橋演舞場のその舞台、前編が今放送中であり、私は録画している。
後編は明日なのだろうか。


一流が一流を呼ぶー
当たり前のことだけれども、やはり凄いことだ。

ハンパではない人のcreationがハンパではない他者のrecreationを招来する。



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