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写真は長野県池田町から夕暮れに後立山連峰を望んだもの

リクエスト数は多くなかった(当社比)のですがー
というかよく憶えていてくださいました、3人の方!ー
久々にこの小品を。


I can’t taste, hear, smell or see
by King Reguyth & MNEMO

2018.7.14.jpg



今日で休みも終わり。
なんだか<小夜曲>っぽいのを私も聴きたくなりました。

正月休み明け、みなさまもどうぞ健やかにお過ごし下さい。


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表現形式問わずよい物語はよく、形式もまた新たに活かされる

正月太り、アンド、「コロナ太り」が怖くて、昨日は昼と夜で合計10km歩いた。
夜九時頃、駅近くの、外から中が丸見えの洋風飲み屋は満員、一体何を考えているのか。
こういう、自分は大丈夫と思う人たちが感染を広げているのだ。
「生活がかかっているから」、「自粛自粛で来たが、正月ぐらいは」-
そう言えば済むのだ。
済むか?

悄然として歩いていると、東の空に十八夜の月、随分と欠けて見えて、
群雲が怪しい雰囲気を醸し出す。

帰ってこのブログを開き、またもや約200名の方が訪問くださったことを確認、
こんなささやかなブログにとっては正に年末年始の好景気というところ。

今朝目が覚めてTVをつけると、『新日本紀行』のdigital remaster版で
能登の御陣乗太鼓の今昔を見ることができた。
「昔」の方のはもう47年前になるらしいが、會津の家で見て強烈な印象を得た。
このときのことを綴った私のここでの日記も、もう15年前のものとなる!

https://mnemosyneoforion.blog.ss-blog.jp/2006-11-19

47年前にカメラに収まった<次代を担う>少年たちが今や61歳となっていて、
息子に代を受け渡すという年齢になっていた。

岩手の鬼剣舞、そして能登のこの御陣乗太鼓、このふたつを実際に目にせず
死にたくないなとあらためて思った。


NHKBSはそのまま、昨日書いた尾上菊之助主演の歌舞伎『風の谷のナウシカ』へ。
伝統を現代に活かす、あるいは現代を伝統に活かす営為の尊さ。

It looks like a mongrel

Robert Plantがかつて後進のロッカーたちの音楽を批判的に言ったセリフだが、
「雑種犬のようだ」とはどうしてderogatoryになるのだろうか。

歌舞伎の伝統を重んじつつなどと言いながら、歌舞伎を壊しているなどと歌舞伎ファンに
菊之助さんは言われかねないところもあるけれど、
あるいは宮崎ファンたちからは歌舞伎への翻案、その潤色には無理があるなどと
批判されかねないけれども、私は果敢な挑戦を称揚するのみだ。
それは『ナウシカ』のテーマが、そのstorytellingがどういう形式で表現されようと
すばらしいからであり、菊之助一座がこの新機軸に挑んでいる情熱と野心が
それらだけで感動的だからだ。

すべての表現者にとって、なんという刺激であろうか!



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