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Paul Turns 80!

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このブログを始めて、John Lennonの誕生日や命日のことは書いてきたが、
Paul McCartneyの誕生日については多分全く書いたことがないのではないか。

JohnがPaulに近親憎悪のような感情をそれなり抱いていたように、
Johnファンは、Paulの、Johnが持てなかった資質、能力に多少jealous guyになって、
Paulの歌のほとんどをJohnのそれらに劣らず愛しているのに、
なんだかそう言い切りたくない想いがあるのではないか。

Paulはなんと80歳になった。
活力まだまだ旺盛な彼は現役ミュージシャンであり続けている。
ただただ頭が下がる。
ビートルズ時代に、これでもかというような名曲を世に出し、今も世代を超えて
愛されているのに、ちっとも創作意欲中枢(!)を老化させない彼。

ただし、もうsingerとしてはほとんど往年の高いピッチの声を出せなくなって、
ライブ演奏のビデオでその歌唱ぶりを聴いていると、私は辛くなってしまう。


この頃、つまり私も十分に老いを感じる歳になって、
PaulとRingoがまだ存命、それも二人ともライブ演奏をしているという単にその事実
だけで気が遠くなる。
Beatlesの曲としっかり結びついている田舎の景色、レコードをかけた部屋の様子、
ある曲を夢中になってヘヴィ・ローテイションで掛けたそのときの季節、
心境などなどが余りに遠い記憶なのに、その憧れのミュージシャンたちの半分が
まだ存命もいいところ、現役なのだから!

Beatles初期、All My Lovingはあまりのカッコよさに、チビのくせに私は本当に
卒倒するほど電撃をくらったようになってしまった。
Every Little Thingは高校のときに最も頻繁に聴いた。
恋の喜びがこの歌で裏打ちされたのだった。
中期前半、We Can Work It Outにすでにイギリス人の
<わび・さび>をはっきり鑑賞した。
中期後半、For No Oneを何度繰り返しして聴いたものか。
後期前半、Getting Betterは長兄の部屋で何度も聴いた。そのことはもう既に過去ログに
ある。また、The Fool on the Hillは、その音世界が我が田舎の五月の叙景だと勝手に
確信した。
後期後半、いろいろあるが、なにしろYou Never Give Me Your Moneyから、
Johnの曲も挟まれつつ、She Came In Through the Bathroom Window,
Carry That WeightThe Endまで、Paulの天才は本当にここで極まったと思うし、
The love you take is equal to the love you makeという事実上Beatles最後の、
Paulによる歌詞は、私の人生観のひとつとなった(しっかり実践はできなくとも)。

Paul、80歳の誕生日おめでとう!
まだまだずっとずっと活躍してくださいね、どんなに年老いても!


Every Little Thing ーpartial cover by MNEMO
掲載終了

Getting Better ーpartial cover by MNEMO
掲載終了

The End ーpartial cover by MNEMO
掲載終了



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