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藤井・永瀬戦は事実上の最高峰対決だ

400年に一人の大天才藤井聡太棋聖対その大天才に対抗しうる力を努力研鑽で得つつある
永瀬王座の棋聖戦第二局が昨日行われ、藤井棋聖が勝ち、1勝1敗のタイにした。
永瀬王座の一瞬の隙(金で王手飛車取りをかけ、当然飛車を取った手)を突いて、
9七銀と退路封鎖の捨て駒の後、4八歩という飛車の効きを止める手の絶妙な二手
ワンセットを残り2分の秒読みの中で指し、仕留めた。

直近3連敗していた相手に、久々一矢報いた、ということだろうと思う。
序中盤研究ではまだ藤井棋聖は永瀬さんに負けている。
第3局でも、先手ではあるが、永瀬さんの研究に嵌る可能性は高いような気がする。

今回は中盤敢て研究されているであろうある局面での最善手を<わざと>外し、
手将棋(未解明の局面で実力のみで指すこと)に持ち込んだのが勝因とも言える。
それが第3局でも繰り返すことができるか、
あるいは今度は逆に自分の研究局面に誘導し、思った通りの応手をさせてそれを突く
指し手で快勝できるか、というところだ。

楽しみの一言だ。


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