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I'm sure you'll agree with me, Mr Sakamoto

昨夜坂本龍一さんの「Last Days」を見た。

あっぱれな最期で、感じ入った。
70歳そこそこの旅立ち、YMOで唯一存命と言うことになった盟友の細野さんが
もっとやれることがあったのにと悔やまれていた。

坂本さんは死は怖くないと言われ、むしろ死とはどういうことであるか体験するのを
楽しみにするような言葉も遺していたと記憶する。

緩和ケアに入られたのだから、病膏肓に入って苦しまれたのは疑いないのだけれど、
それでも泰然と死を迎えようとされていた心の強さに感服する。

きっと坂本さんも来世を信じることができるようになっていたのだと私は感じる。

自分のしたこと、それへの思いは、受け継がれていく。
むろん来世の自分へ、そして自分に関わった人々へ。

解脱こそが仏教の目標だとするのなら、私はこの世へ還ってきたいと思うのだから、
永遠の亡者かもしれない。

しかし、その「この世」がますますの穢土となっていくのなら、還りようがない。

この世を兎に角、生きている裡は、浄土に少しでも近づけなければいけない。


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