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細部までつめる文化を持つはずの国で

YouTubeでおすすめされるビデオに、外国人による日本礼賛モノがある。
総数はもちろん知らないが、同工異曲のものが夥しくある。
しかし、その意図とは裏腹に、最も<国辱的>な内容のものに、外国人旅行者、
特に白人にビデオ主がそれなり高級な料理を振る舞うものがあって、
タダ飯タダ酒を馳走になる白人たちはその料理や酒を絶賛するというのがある。

また、韓国人女子たちが東京を中心に日本諸都市へ行き、日本のサービスのきめ細かさや、
もちろん食の豊かさにも触れ、また日本人と交流する機会も得て感動し、
それまで抱いていた日本への負のイメージを払拭していく、というのもある。

あるいは、ロシア、ウクライナ、ベラルーシなど、東欧圏の女性が永住権や日本国籍を
とるために奮闘する(?)ものも多数あって、いかに日本が住みやすい、暮らしやすい、
そして刺激に溢れているかを強調するのだ。

見ていて、彼ら彼女らの感想は嘘ではないと思うし、
日本での当たり前が外国では讃えられるべき美風だったりすることは往々にしてあって、
私も日本再発見というような気分になることもある。

ある韓国女性が、「日本はディテールの国だ」と言っていた。
細部にこだわる、ということだ。

「日本すごい!」モノは本当に多い。
一部はむろん賛同できる。
誇らしくも思っている。

しかし、どこでもそうだが、問題がない国なんてあるわけがない。

外国人たちを感動させるすばらしいプロたちを讃える。
そしてそういう方々が、そのプロ意識と仕事でちゃんと報われる国のあり方でなければ
ならないと心から思う。

税の負担率では五公五民を超えるのももうすぐ、もしかするともう超えているか。
その税の負担の見返りは十分か?
そんなはずはない。

「公金チューチュー」とかと気に入らぬ団体などを揶揄し、告発していた議員様が
なんと裏金を貯め込んだり、飲食に遣っていたりして、脱税で刑事罰を受けることもなく
国会議員様ですと膨大な額の歳費をもらっているままなんてー

ロクでもないことが罷り通る国でもあるのだと自国礼賛系YouTuberたちは自覚して
おられるのだろうか。

そうあってほしい。



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