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Georgeに落涙して

George Harrisonのカバーをひとつもしていない。
この天才ギタリストでもあるsongwriterの楽曲には当然その天才的なギターsoloが
伴うのであり、それを私が弾くのは宇宙存在の謎を解明するのと同じほど困難だ。

たまたまYouTubeで私が大好きな彼の曲Old Brown Shoeを<奨められ>、
関連でGive Me Loveを聴いたら、あまりの懐かしさと、この楽曲の終始一貫した
やさしい音、陽光と穏やかに吹く風を感じる音に、忽ち涙腺が刺激され、
この曲をリアルタイムで聴いていたまだ小学生気分が抜けなかった頃の
中一やそこらの自分の世界に引き戻されて、
死の話ばかりだった昨日ということもあり、嗚咽がずっと続いた。

彼のインド思想への傾倒を示す一曲ということなるけれど、
神に憧れるGeorgeの、My Sweet Lordに並ぶ信仰とそれゆえの安息の歌だ。

Keep me free from birth

こんな歌詞を歌う欧米ミュージシャンなど彼以外いなかったろう。
輪廻から逃れていたい、というのだ。

For your sweet top lip
I'm in the queue
Babe, I'm in love with you

君のすてきな上唇を求める者の列に
僕も加わっているよ
ねえ、君に恋してるんだ

Old Brown Shoeの歌詞の一部だけれど、
Georgeも人の子、ひとりの男という歌もほぼ同時的に作っている。
ハリ・クリシュナと唱えて、解脱を求めるかと思えば、
クリシュナの恋人ラーダーさながらのPattie Boydに熱烈な恋をするのだ。



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