SSブログ

値上げラッシュの今に

日本がヤバいというのはもう多くの国民が感じていることだろう。

金融や経済のことなど門外漢もいいところだけれど、凄まじい勢いで円の価値が
下落していることが何を意味するかは小学生にだって分かる。
輸入品が高くなってしまう、と言うことだ。
(輸出品が海外で買いやすくなるが、その恩恵は一般人にはほぼ関係ない。)
ただでさえ化石燃料が高くなっているのに、この円安でさらに手酷いことになっている。
光熱費の値上がりは、本当に請求書を見て唖然とするレベルだ。
南米なんかでは暴動レベルの高騰だ。

円安の最大原因は政策金利の常識を超えた低さ、金融緩和のやりすぎだ。
しかし日銀、政府は「じゃあ、金利上げましょう、引き締めましょう」とはならない。
それどころか、従前通りで行くとはっきり態度を示した。
どうしてか。
ここで政策金利を上げたら、大変なことになってしまうからだ。
融資を受けている企業や個人の借金が膨らんでしまい、ただでさえコロナ禍で業績が
悪いというところが多いのに、この上返す金が増えたらもうデフォルトだ。

結果円安はこれ以降も進むしかなくなった。
1ドル200円は確実という人もいる。
ずっと1ドル100円台前後などという時代を過ごしてきた者として震撼する。

日本が全ての分野においてとは言わないまでも多くの分野で自給自足できるならいい。
まず、食料自給率は2020年で37パーセント(カロリーベース)だ。
一次燃料自給率は11.2パーセント。

ため息しか出ない。



nice!(0)  コメント(0)