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XX歳最後の東雲、西積乱雲、そして日の出

今朝のpottering、午前4時過ぎ雨雲の状況はと気象レーダーを見ると、
東京都はall clearだが、相模湾およびそれに面する大磯あたりに積乱雲があり、
北上するような動きだった。
しかし私が自転車散歩から帰ってくるまでにこちらまでその入道雲がやってくる
ことはまずないと踏んで、2日ぶりにまずまずの好天下ペダルを踏み出した。

今朝は瀬田方面へ。
瀬田とは世田谷区の玉川地域に属する住宅地で、国道246号(玉川通り&青山通り)と
環状8号線が交わるところだけれど、道路から奥へ入ればすこぶる閑静である。
隣り合う岡本1丁目には仲代達矢さんの無名塾と住居が在るし、
また三菱創業者岩崎弥太郎ゆかりの静嘉堂文庫もあったりで、
小規模な川ながら谷戸川と丸子川が流れ、その河岸段丘というべき地形に立つ街と
言っていいだろう。

東雲(しののめ)、私は玉川病院の敷地にいた。
東雲とはよく言ったもので、夜明け前文字通り東の空の雲が真っ先に見えだす。
茜色が主ながら妖しい彩りの雲が芒っと現れ、刻々とその色合いと形を変える。

反対側、つまり西の空はどうかと振り返ってみると、住宅と木立でよく見えない。
移動して西の空が見えるところまで行くと、遠くに大きく横に広がる積乱雲がー

私は完璧な展望を求めて、急いで岡本1丁目の坂を下り、2丁目の坂を上って、
某超有名女性シンガーYさんの家隣の3丁目の見晴らしが良い国分寺崖線際へと至り、
その入道雲と対面した。

IMG_0881.jpeg


いつ見ても入道雲はすてきであるが、今回は感激一入だった。
家を出る前に確認した神奈川県湘南地区の積乱雲こそ私が<今>目にしているもの
だったからだ。
南西の、間に町田や海老名、伊勢原などの諸都市が在り、
さらにいつも見える丹沢の山向こうの大磯や茅ヶ崎で発達しつつある雷雲が
60〜70キロメートルの遥か彼方ながらはっきり見える!
それがどうしただけれど、私には感動的だったのだよ。

そして砧公園の西を通ると、松林でヒグラシが鳴いていた。
先日の成城4丁目での鳴き声が聴き納めだったかと思っていたから、うれしかったなあ。

いよいよ明日また1つ歳を重ねるけれど、良いXX歳最後の夜明けであった。



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