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2024 葉月雑記 5

東京は昨夜来の雨で、今朝はそれなり涼しかった。
これは自転車でなくて、散歩で良いかもと家を出たが、
案の定猛烈な湿気で不快指数マックスとなって、後悔するハメに。
それでも朝限定ながら初秋の<雰囲気>は感じられるようになってきた。

この頃の朝のルーティンは、窓を開けて室内気温との差を手や顔で感じること。
外の方が低い朝が来れば、いよいよ秋だと実感するのだ。
残念ながらはっきり外が涼しいと感じる日は未だ来ていない。

砧公園の「サイクリングコース」は事実上ジョギングコースになっているのだが、
今朝も早よから多くの人が走っていた。
年齢層が高く、「ようやりまんなあ」と感心しきり。
みなさんスリムでらして、運動の成果ですけど、今度は逆に朝からそないに
体酷使して大丈夫でっかと心配になってもうた。

ヒトっちゅうのは、毎朝そないに走るようにはでけてないのんとちゃいまっか。

*

立憲民主党のある超高学歴を誇る議員が、「差別のない(=ゼロ)社会を目指す」と
いう党是を「ゼロを目指す振り」をする「様式美」と宣い、顰蹙を買っている。
現実に差別などゼロになるはずがないのだから、欺瞞を止め、達成可能な目標を
設定するのが良いと言うのだけれど、現実はその通りだと私も思うけれど、
差別根絶を目指すことを「様式美」と言い、さらに「旧日本軍の精神主義と似通」う
などと言うに至ってはついていけない。

「差別ゼロ社会は理想であり、それを追い求めることは大事なことですけれど、
現実を見ながら実現に向け対処可能なところから始めていくということで、
みなさん一緒に努力しましょう」などと書けばいいものをと思うのだが、
どうだろうか。その表現のしかたで何か彼の主張と乖離があるのだろうか。
冷笑的な物言いをして政治が進むと思っているなら、政治家ではなく、
評論家でもやっていればいいものを。

しかもこの衆議院議員は、お連れ合い共々自分らが差別主義者(racist)ではないと
いう主張の中、「私には在日朝鮮人の友人がいる」という禁じ手の論法を使ったのだ。

「I'm not racist; I have black friends」はWikiにも載っている、
己が差別主義者ではないとする欺瞞的な理屈として有名だ。

*

しかしまあ、不正を党ぐるみと言っていいレベルでやっておきながら、
きちんと後始末もせず、「新しい自民党をつくる」なんて言って総裁選が始まる。
これほどケジメがない状況を政府を担う人間たちが生み出しておいて、
厚顔無恥にも勝手に再スタートと宣っている。

野党第一党がそして政権交代を期待させる動きを見せない。
その中で、この覇気のない冷笑的な政治家がますます党のイメージを損なっている。

あ〜あ、だ。


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