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The End of Hisha-Swingers?

藤井王将、4タテで防衛。
無敗のままタイトル戦20連勝、新記録樹立。

挑戦者菅井八段は悄然と投了、インタビューを受けていた。
「<戦い方>を変えないといけないかもしれない」とまで言っていた。
看板の振り飛車を捨てるのかとも解釈できるような話だ。
「振り飛車党最強」を自認し、他も認めていた中、驚きの一言である。

確かに史上最強棋士が徹頭徹尾居飛車を採用する事実を全ての棋士があらためて噛み締め、
振り飛車党の棋士は、実力伯仲以下の相手なら飛車を序盤でスライドさせる戦法が変わらず
通用するのだからと甘く見るかもしれないが、最強棋士が完膚なきまで振り飛車という
戦法の根本的な弱点、もしかすると棋理に反する可能性まであることを示してしまったのだ。

とにかくまあ、なんという棋士が生まれたものか。

菅井さんは「イキり系」の棋士で、闘志むき出し、そしていつも何かにイラついている
ような棋士で、正直苦手なタイプだ。棋士はファイターなのだから、それでいいという
向きもあるだろうけれど、先日書いたように、「<play>er」でもあることも忘れて
ほしくない。藤井さんに2連勝した大昔、つまり藤井さんがまだ15や16歳の頃に、
敵意丸出しで不遜とも言えるコメントをしたこともあって、
私は彼がいつか後悔する日が来ると思ったものだ。

しかしこの負け方はあまりの衝撃で、菅井さんの棋士としての根幹を揺るがしー
あるいはもしかすると壊してしまったかもしれない。

どうか、傷心の今だろうが、可及的速やかにrebulidに専心してほしい。

両者ともお疲れ様でした。


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