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棘を抜く声



森谷真弓さん、だったんだね。

私が通勤に地下鉄を使っていた頃、この人の声に<本当に>慰められた。
英語で言えばappeaseですよ。
特に日比谷線で聴いたこの方のアナウンスの声は聴き惚れるほどだった。
楽しみだった。

声って、すごいね。


あ、今朝とうとうヒヨドリが来ましたよ、庭の槿の木にとまった。
隣の隣のピラカンサの実が熟したかどうか偵察に来たんだと思う。

ピラカンサの名の由来は、Wikiにあるように、
from Greek pyr "fire" and akanthos "thorn", hence firethorn、ということだ。
「火の棘」だ。

「火」とはその熟した実が本当に真っ赤っかになるからだろう。
そして枝には棘があるから。


「火の棘」が刺さったようなこころ持ちで地下鉄に乗っていた頃、
森谷さんの声はその棘をやさしく抜いてくれるようだった。

なんだか無理やりな結び付けだったけど、本当にそうだったよ。




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