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捜査一課長、がんばれ

この頃何度か書いているような気がするが、
「科捜研」や「一課長」、「機捜」、「相棒」、「おかしな刑事」などなど、
沢口靖子さんや内藤剛志さん、伊東四朗さん、水谷豊さんらが主演するミステリー物を
かなりよく観るようになった。
CSやBS放送で過去のものを繰り返しオン・エアしているのだ。

私は、俳優たちが泣く場面で、その俳優の力量が分かるし、さらにそのドラマ自体の
<本気度>というようなものも分かると思っている。

犯人などの愁嘆場で涙を一滴も流せない俳優は二流以下だと思う。
嗚咽しながら喋っているはずなのに、なんらの<湿り気>もない演技にはウンザリする。

沢口さんは、特に「機捜」では、演ずる沢村警部補が感情を揺さぶられるシーンが
多いのだが、実に見事に涙を溜め、瞼を腫らすのだ。
警察幹部一歩手前の階級だし、激して泣き出すわけにはいかないからの演技だ。
彼女は本物の俳優だとこころから思う。

UKのミステリー物における俳優たちの演技は本当にすばらしい。
泣く場面で涙をこぼさない俳優などひとりもいない。
その役に成りきっている。
みな俳優としての基礎訓練をしっかり積んだ者ばかりなのだろう。

劇団出身の俳優たちが日本の映画やTVドラマを支えてきたのは事実だ。
沢口さんにはそういう経歴はないけれど、スマートで感情が豊かな人なのだろう。

なお、私が上記のドラマで大好きな俳優は、金田明夫さんと本田博太郎さん、
相馬涼さん、そして陽月華さんだ。「捜査一課長」に偏っているが。

相馬さんを除く上記三人が出る「捜査一課長」は、今「あまりにおふざけが過ぎる」との
評もあり、視聴率も最新第6シリーズでは2桁を切ることが続いているらしい。
私はそれより、時間が短すぎて、めまぐるしい展開についていけないという方が遥かに
きついように思える。

「おふざけが過ぎる」のはこのドラマの特長と思っているから、問題ない。
こんな変なミステリー物は世界広しと雖も「捜査一課長」しかない。
いいじゃないか。
もちろんシリアスな部分との兼ね合いが肝だけれども、概ねうまく行っていたはず。
ウケた部分を少し強調するがあまり、本筋に気が回らなくなってしまうところがある。
今はバランスを崩しているのだ。
それを解決するには、おちゃらけを以前の量にまで戻すか、
2時間ドラマにすることで相対的に希薄にするのが一番だと思う。

・・・なんか、語っちゃったな。

^^;)


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