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2018 文月雑記 〜星が励ましてくれたのだ

昨夜の星空は、湿度が高くて特に地平線近くが霞んではいたものの、すばらしかった。
なにしろ金星、木星、土星が西から順に輝いていて、まもなく火星も東から普段より
輝度を上げて上ってくる。4惑星が一夜ですべて見られるのは珍しいはずだ。

さらに北斗も鍋口を東に向けて全体がはっきり見え、その柄を辿って牛飼座の
アークトゥルス、乙女座のスピカも見え、東に目を向ければ夏の大三角、
すなわち鷲座のアルタイル、琴座のヴェガ、そして白鳥座のデネブが見えている。
南には蠍座、主星アンタレス、その東寄りに射手座の南斗六星(土星付き)。

風がなかなかに強くて、吹いている分には高めの温度湿度の不快さが緩和される。

目が良くなって、まるで1986年から数年の天文青年(?)時代に戻ったよう。
おとといの夜は雲はあったが湿度が低く、私の大好きなサソリの尻尾の2重星
(とは云えだいぶ離れてはいるが)も美しく愛らしく見えて歓喜の声を思わず上げた。

*

帰ってきてMooさんの日記を拝見。
沖縄の百歳近い義母さまのご容態が思わしくないことがあってだろうし、
また氏自身の腰の具合もまだまだ本調子ではないことも相俟ってだろう、
全体の文章のトーンが低い。
Moo氏は太くて低い渋めな声の持ち主だから、なんだかその声で実際に語られている
ような気分で読んだ。

MooさんのHPは元々家族や近しい人々にMooさん夫妻の近況などを知らせるのが
目的で作成されたというようなことから、その使命も終えつつあるとのことであったが、
「え、どうして?」と思わず呟いた。

むろん誰もHP続行を無理強いなどできないし、他の発信手段を考えておられるよう
だから、それはそれで歓迎したいと思う。

*

話はまた戻るのだけれど、私は1986年当時に劣らぬ視力を持つようになって、
単純なことこの上ないが、その頃のメンタリティ(?)をも取り戻しつつあるような
<気がしている>。

例えば、先頃Silver Tearsをまた歌いたいと書いたけれど、
87年に星野から降りてきたこの歌の、当時の若さ加減を、なんだか再現できるような
気がしているのだ。再現できてどうした、ではあるのだけれど。

そしてそんな気持ちになっている中で、同世代の知り合いがバタバタと亡くなってゆく
現実にも直面して、本当になんというか複雑この上ない。
「何を浮かれているんだ」というような声も確かに私の脳裏に聞こえている。
もう87年から31年経っているんだぞ、このジジイ、とも。

若いからいいってものじゃない。
それも分かっている。

でも、目が良くなったこのありがたい今を大切にしたいー
それだけは確かなんだ。




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