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Tsar, tell me all your sad stories

窓外に見える空は私が大好きな、青をバックにしたいくつもの白い綿雲。

好きな棋士の一人松尾八段が深浦九段に勝って、NHK杯初の決勝進出(のはず)。
松尾さんくらい粋なbarでスコッチを独り飲んでいる姿が似合う棋士はいない。
バタバタと負けになってしまった深浦さんは顔を真っ赤にして悔やむ。
それはそうだ、準決勝の一番なのだから。

こんな「戦」なら、毎日、いつ起こっても楽しい。

チャンネルを変えればニュース。
ウクライナでのロシア軍の傍若無人のふるまい、人殺し、国を消滅させる破壊行為を
見せつけられ、本当に一体これまでの人類の学びは何だったのかと無力感に襲われる。


昨日のデモ授業は大変うまくいったようで、12歳の少年少女はぜひ受けたいと事後
言っていたと塾長先生がメールをくれた。

「なぜ英語なんかやるんだろうね」と私は子どもたちに問いかけた。
むろん「役に立つから」、「英語は国際語だから」という答えになるだろう。
「英語を通じ、母語である日本語を見つめ直せ、英語や日本語を超えた言語そのものの
本質や深い部分に触れられるようになるから」などというようなことを私は言った。
ちょっとむずかし過ぎるかと思いつつ。

「例えば僕はもう8年も前だけれど、松本駅の出口から左の牛丼松屋で食事中、
対面する椅子に腰掛けたアメリカ人カップルがメニューを見ながら頭をひねって
いるのを目にし、その男性と目が合って、お互いににっこり笑ってから、
僕がWhat seems to be the problem?のようなことを言って(この英語の解説は
しなかった)からその二人と打ち解け会話したんだ。その米人カップルは最初、
僕の英語にびっくりしていたよ。まさか地方都市のfast foodの店で食事している
<おっさん>が完璧な発音の英語で話しかけてくるなんて、っていう感じだろうね」と。

子どもたちも付き添いの母親たちも笑った。

「そんな思い出が僕にも、その米人カップルにもその時その場でできたんだ。
どうでもいいことかもしれないけれど、人生っておもしろい、楽しい思い出の積み重ね
でもあるよね。もちろん苦しい思い出も、だけれど。

なるべく愉快な思い出を残して生きていければいいよね。
そんなとき、英語ができてよかったなっていうエピソードがきっとその愉快な思い出の
中でそれなりの割合を占めるかもしれないね」と。

「ウクライナで悲しい思いをしている人が、ウクライナ語で訴えるー
当然のことだ。それはそれでいいに決まっている。
でもその想いが英語にできるなら、そうしてみれば、きっと世界中の英語を母国語にする
人々ばかりかそれより多い英語学習者にも届くってすごいことだと僕は思う」と。

*

今日東ローマ帝国皇帝(Tsar)きどりのPutinさんに捧げる歌ー

Come On ーKing Reguyth & MNEMO (2021)
掲載終了

世田谷に引っ越してから降りてきた自作曲の中で今私が最も好きなものです。

Remember how we were
Terrified
But we still had a vague hope

Though we could never justify
The things we did at the end of our rope

Come on

(Join me while you still can speak / Tell me all your sad stories)



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