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半世紀近く見た夢

Baby Blueの手直しの最大のものは、ギター・ソロ8小節におけるbassでした。

そんなこたあ、ほんっとに大方どころかほとんどの人にとってどうでもいいことだ。
大笑い。
でも、まあ、楽しいんすよ、許してやっつくらはい。


Baby Blueをこうしてコピーっぽくカバーしてみて、
中学3年時のことがとにかく思い出されます。
私は自分が<通うしかなかった>中学が大嫌いでした。
中2の頃から一刻も早く卒業したいと思うようになっていたのです。
ド田舎の、ほぼ事勿れ主義教師ばっかりの中学で、嫌で嫌でしかたがなかった。
放課になればすぐ家に帰ってレコード鑑賞&singing along三昧。

BadfingerはCome and Get It(ポール・マッカトニー作)で本国イギリスにおける
認知を得て、No Matter WhatDay After Dayでいよいよ世界的人気を獲得、
アメリカでの人気を不動のものにしたのがこのBaby Blueでした。

ド田舎の中学でも、私の小学校からの同級生数人も洋楽ファンで、
Badfingerはやはり人気でした。

Baby Blueはcatchyな曲とは言い難く、これを好きになる田舎の中学生は
まずいないだろうというような感じでしたね、ええ。
でも私は5歳末期にBeatlesの洗礼を受けていますから、もう「洋楽」の要諦はしっかり
つかんでいました。

先日書いたように、サビのbassライン、コード世界がなにしろ切なくて、
Pete Hamの叙情能力の高さに痺れていました。
もちろんbassのTom Evans始め、バンドメンバーの曲理解度の高さにも脱帽でした。

窓が西と南にある自分の部屋で歌いまくった。
Peteのリード・ボーカル、Tomの甲高い声によるハモり・・・
エア・ドラミングやエア・ギターをしながら、夏は汗かいて。


思うに、15歳時に今のように歌うことはできていましたから、
カバーをしようと思えば後は楽器を揃え、それがある程度弾けるだけの演奏力をつけ、
さらに録音室や機材があればできたわけですけれど、それはなかったわけです。
1970年代で自宅録音などできる中学生などまずいなかったでしょう。

そこから半世紀近く経った2020年になって初めてBaby Blueを、
私の大好きな曲best 5に入るだろうこの曲を、
まあまあ納得のかたちで単独でカバーできて私は本当にうれしいのです。




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