SSブログ

If my family were wealthy, I could do better (<家庭>の話)

さ〜て、もう何十日連続でブログ更新していることだろうか。
最長不倒ではないだろうが、それに近かろう。

書くことが今日はとりたててない。
世界は、国内は、深刻な問題だらけだけれど、
私には論評する知識・能力がないものが多い。

Mooさんのお孫さんも通っていらっしゃる東大の学費値上げだけれど、
1年につき10万円余りの負担が増えるという。
東大へ入る学生は総体として裕福な家庭出身者が多いだろうから、
諸物価高騰の折、納得して、痛みも感じず了承する親御さんは多かろう。

もう数ヶ月も前のことだけれど、中学の英語が難化してしまって、
塾や家庭教師の指導がなければ多くの生徒が付いていけないとする
識者の声をどこかで聞いた。
その通りだ。
もちろん旧課程だと簡単だったわけでもないけれど、
特に中3のカリキュラムは窮屈もいいところで、現在完了進行形や仮定法過去も
高校内容からの前倒しとなって、英語が不得意、嫌いという生徒にはさらに
無慈悲な状況となっている。

親の教育投資の額がすなわち子の教育水準と正比例してしまっていいのか。
KOIZUMI Jr. は大学が全てではないなどとやはり的外れなことを言ったらしい。
教育格差があってもそれは仕方がなく、大学に行かなくとも稼げる職に就けばいいと
いうような趣旨の発言をしたと。

さすがはコロンビア大学の院を出られた政治家4代目である。

大学で学びたいという国民がその希望を叶えられるように極力支援するのが政治だ。
あ〜たのおとっつぁんも長岡藩の「米百俵」の話にいたく感激して、
教育投資の重要性を説いたのではなかったか。

私は東大へ進学することになる生徒さんを塾で何人かお教えしてきたが、
みな経済的に余裕ある家庭のご子息であった。

金持ちの子は金持ちで、頭脳も優秀、教育投資もバッチリで、
またエリートが再生産されていくー
他の者はそのコースにまず<参入>しようがないー

そんなことでいいはずはない。


nice!(1)  コメント(0)