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銀河の数2兆、賢治さんもびっくり

NHKBSの賢治さんの番組を見たときに、ナレーションで「現在銀河の数は2兆個と
考えられている」という話に吹っ飛んだ。

私が宇宙に興味を本格的に(当社比)持ち始めた29歳のときには、
「わたしたちの銀河には2千億の恒星があり、また銀河も2千億ある」という記述を
いろいろな本で見たわけだが、その従来説の10倍の数で銀河が存在すると聞けば、
宇宙の文字通りの<底知れなさ>に、もう、何が何だかわっからないのよ〜と
先代小さん師のように歌ってしまう。

その2兆あるという銀河に、もし、わたしたちの「天の川銀河」と同様、
地球という知的生命を宿す惑星が少なくとも1個あるとして、
そこで宮沢賢治のように宇宙全体の幸福を祈りながら銀河、鉱物、動植物に触発されて
物語を書く生命体が少なくとも1個体生まれるとしたら、
なんとこの宇宙には2兆人の宮沢賢治がいることになる(?)。
稀代いや不世出の童話作家で詩人がなんとも<ありふれた>存在になる!

だからど〜した。

条件の良い星野が広がるところでは、そして観望者の視力が良ければ、
アンドロメダ銀河(距離250万光年)と、南半球では大小のマゼラン星雲(銀河)
(大は15万光年、小は19万光年)が肉眼で見られる。
(300万光年のさんかく座銀河は見える見えないの議論がされている。)

私は29歳の時、多摩川でアンドロメダ大星雲を視認したことがある。
250万年前に銀河を出た光子が私の網膜に当たり、その星の大集団の像を結んだという
事実に興奮して、そして涙したものだ。

おもしろいよね。

途方もないスケールの話をしていると、本当に、人間のやることなすことについて
大笑いして、「畢竟して何の用ぞ」と言いたくなってしまう。

オイラだけか?


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