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2022 正月随想

昨夜それなりに近くの安い中華屋へ。
ここはスタッフが中国人で、味も量もお値打ちとしか言いようがない。
大好きな麺を幸せに食していたら、新年会でもやっているのだろう70歳内外の男性4人の
うちの一人がぶっきらぼうに「お茶!」と言って無料のポット入りプーアール茶を
要求するのだった。

エラそーに。

こんなジジイには本当になりたくない。
それまで聞こえていた話によれば4人とも<現役時>にはそれなりの活躍をしたらしい。
人生経験を積んで、中国人女性スタッフへの言葉のかけ方が結局植民地支配している
国でのバカ軍人と同じなのだ。

このジジイ集団の話にヨーロッパに関する文化人類学的な(あくまで「的な」)ものも
あって、それなり教養があるのかと思っていたが、大間違いだった。
この種の者たちはきっとこの店も中国大陸から出稼ぎに来た開発途上国中国の成り上がり
志向のやつらだろうくらいにしか思っていないのだ。
円もどんどん安くなり、中国はすでに経済大国として日本を凌いでいるのを知っている
だろうに、なにしろ「お茶!」の傲岸な言い方がすべてを物語っていると私は思った。

そんなにエライか、日本人。
そんなにエライか、世田谷で老後を悠々自適で暮らしていること。

「すいません、お茶もらえます?」

くらい言えないままジジイになってしまったアンタら、ちっともエラくなんかねぇよ。



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ミドリブタ

そのジイさんは縦の関係(上下関係)を作りたがり、横の関係(肩を並べた関係)を作れないんでしょうね。
以前読んだアドラー心理学の解説本(嫌われる勇気)に書かれていた "縦の関係がトラブルやストレスの元" というのを思い出しました。
現役時代に妙なプライドや見栄が大きくなってしまったのでしょうか?
これもアドラー心理学では"過去に支配されている"ということらしいです。
本の受け売りですみません。

by ミドリブタ (2022-01-06 13:34) 

mnemo

ミドリブタさん、おはようございます。
コメントありがとうございます。

歳を重ねることは、ますます残り少なくなる人生において、だからますますさまざまなことー 当たり前だったことなどは特にー がいかに貴重であるか、貴重であったか、ありがたいことであり、あったかを知ることだと私は思っています。

そういう思いを持つ者として、憤ること多い昨今です。


by mnemo (2022-01-07 08:56) 

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