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2011年からの10年

唐突ながら、ここに来てくださるみなさま、お元気ですか?

今朝のBBC(現地時間では昨日夕方6時)ニュースでは、地獄絵図となっている
イギリスのコロナ医療現場の様子が伝えられました。
亡くなる方、そのご家族の悲惨さはもちろん、スタッフの心身ともの疲弊、
絶望的状況に身の毛がよだつくらい衝撃を受けました。

日本の状況も、それに似たり寄ったりでしょう。
PCR検査を徹底しないから潜在的感染者による伝染が止まらないわけで、
今の緊急事態宣言で少し状況が改善しても、また同じことの繰り返しになる。
もちろんワクチン接種が始まればと期待するところもありますが、
それまでの体制作りに時間がどれほどかかってしまうか。
2月末までには接種開始とのこと、それはもちろん1人にでも接種できれば開始という
ことになるでしょうけれども、そんなことで実績にされてしまったらたまったもの
ではありません。
担当大臣様のご奮闘をお願いしたいところですが、さて。

なにしろそのワクチンが有効であるという実際的な成果発表がまだされていません。
副反応は実際のところどうなのかというのにも定説はない。
さらに変異型ウイルスにも有効かどうかも、です。

どうか、みなさま、本当に本当にお気をつけください。
それしか言いようがない。

*

以前にも書いた英国ITV制作『Vera』の一挙放送がAXNミステリーで始まって、
あらためて主演Brenda Blethyn(OBE)の名優ぶりに感服しています。
脚本、演出、キャスティングも、映像も、すべて一流で、これ以上のミステリー物は
考えられないほどだと思います。

最初のCovid-19関連の話からVeraに移るのは何ら関連がないようですが、
しかし、シリーズ1は2011年に始まったのですから、当たり前のことながら、
劇中コロナの「コ」の字すらないイングランド(北東部)社会であるわけです。

Veraは不幸な境遇の男の子を抱き寄せますし、
部下のJoeを乗せ、亡き父親の愛車(jeep)の中でマスクをせずに
口角泡を飛ばして話します。

この当たり前がなんとまあ懐かしいことかとしみじみ思うのでした。


私は、相当歳をとってからのこの10年、まさかというようなことをたくさん
経験したことをあらためて認識します。

このVeraが始まった2011年には、大地震、大津波、そして故郷の県での原発事故。
2013年初頭では平和憲法を「みっともない」と言う首相と内閣の登場、
そしてその後の数々のでたらめ。
2016年、史上最悪のアメリカ大統領の誕生、そしてその後。
2020年、Covid-19の蔓延。

また、個人的にも、「まさか」とは思わないものもありますが、
父母の死、義母の死、長兄、従姉の死、父母の兄弟姉妹が田舎の叔父の死を以て全員
鬼籍に入ったこと、これら肉親の死による自身の抑鬱状態、さらに目の手術ー
などがこの10年に起こりました。


一体、2021年からの10年は、どんなdecadeになるのでしょうか。



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